中国国防省が25日に発表した大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射について、林官房長官は25日、「日本に事前の通報はなかった」と明らかにした。

中国国防省は、訓練用の模擬弾頭を搭載したICBM1発を太平洋の公海上に着弾させたと発表した。

午後の記者会見で林長官は、「発射の詳細については現在確認中」としつつ、「日本上空の通過は確認されていない」と述べた。

そして、「中国側から日本側に事前の通報はなかった」と明らかにした。

また、林長官は中国について、「先月の中国軍機による領空侵犯をはじめ、日本周辺における軍事活動をますます拡大、活発化させている」と指摘し、政府として、必要な情報収集・分析と警戒監視に全力を挙げる考えを示した。

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