事実上の次期総理大臣となる自民党の新たな総裁に、石破茂さんが選ばれました。
石破さんは鹿児島県内の党員・党友票も最も多く獲得しました。


「石破茂氏をもって当選者と決しました」


過去最多の9人が立候補した、岸田総理の後継を決める自民党総裁選。
決選投票の末、新たな総裁に選ばれたのは石破茂さんでした。

27日朝、鹿児島市の自民党鹿児島県連で行われた党員・党友票の開票作業。

県連によりますと、県内の党員・党友1万9336人のうち1万1704人から投票があり、投票率は60.53%で、開票の結果、石破さんが4118票と最も多くの票を獲得しました。

以下、小泉さんが2976票、高市さんが2936票と続きます。
党員・党友票は全国の票を党本部で合算し、得票数をもとに各候補に振り分けられます。

これと、国会議員票368票をあわせた736票で競う1回目の投票では、過半数に達した候補がいなかったため、総裁選の行方は高市さんと石破さん、上位2人による決選投票へー

その結果、石破さんが215票、高市さんが194票を獲得し、自民党の新たな総裁には石破さんが選ばれました。

自民党新総裁に選出・石破茂氏
「国民を信じ、勇気と真心をもって真実を語り、この日本国をもう一度皆が笑顔で暮らせる、安全で安心な国にするために全身全霊を尽くす」


石破さんは10月1日に召集される臨時国会で、新たな総理大臣に指名される見通しです。


鹿児島県関係の国会議員や県連の投票先を票にまとめてみました。

宮路さんは1回目は小泉さんに投票し、決選投票では石破さんに投票しました。
そして石破さんの推薦人となった、保岡さんと小里さんはともに一貫して石破さんに投票しました。

森山さんは投票先について明らかにしていません。
野村さんは1回目は茂木さんに投票しましたが、決選投票の投票先は明らかにしませんでした。

また、決選投票では各都道府県連ごとに、より多くの党員・党友票を獲得した候補に1票が振り分けられるため、鹿児島県連からは石破さんに1票が投じられました。

こうして見てみますと、県関係ではわかっているだけでも多くの票が石破さんに流れたことがわかります。

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