自民党総裁選を終えて取材に応じる高市早苗経済安全保障担当相=東京都千代田区で2024年9月27日、藤井達也撮影

 「えー。なんで」。決選投票で石破茂氏(67)に逆転された高市早苗氏(63)。地元・奈良県天理市のホテルで27日、自民党総裁選の投票結果を見守った支援者らから驚きと落胆の声が上がった。

 会場には市町村の首長や県議、支援者ら約120人が集まった。高市氏が1回目の投票でトップの181票を獲得し、石破氏に27票差をつけて決選投票に進んだ際は、大きな拍手と歓声が上がった。支援者らはテレビ中継で決選投票の様子を祈るように見つめたが、初の女性総裁誕生とはならなかった。

 県立畝傍高(橿原市)で高市氏と同級生だったという香芝市の主婦、南真理子さん(63)は「残念だが、きっと気持ちを切り替えて日本のために変わらず働いてくれると思う。今後も応援したい」と話した。後援会の菊池攻会長(65)も「初の女性総理まであと一歩だった。まだ若いし、気力、体力ともに十分なのでめげずに頑張ってほしい」とエールを送った。【川畑岳志】

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