静岡県の鈴木知事は、現在開会中の県議会9月定例会に提出する方針を固めていた副知事の人事案について、提案を見送ることを決めました。
静岡県の副知事をめぐっては、鈴木知事が任期を2年近く残した森貴志 副知事に代わって元総務官僚の平木省氏を起用する方針を固め、関連する人事案を9月定例会に提出する予定でした。
しかし、最大会派の自民改革会議は事前に相談がなかったことや森副知事を退任させる理由が不明瞭であることに反発を強め、鈴木知事は9月30日、人事案の提出を見送る考えを明らかにしました。
静岡県・鈴木康友 知事：
事前に、きちっと議会に対してしっかり説明する必要があったことについては、その通りだと思う。議会と丁寧に議論しながら検討を継続していく
鈴木知事は森副知事の交代を検討した理由について「人事に関することで回答は差し控える」と明言を避けています。
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