15日公示、27日投開票予定の衆院選が迫るなか、自治体の担当者が準備に追われている。ふだん投票所として使っている小学校の中には、運動会などの行事が入っており、投票所の変更を余儀なくされているという。

 広島市では中区などで投票所の一部が、前回から変わる見込みだ。中区の担当者によると、投票所として使われている小学校8校が、27日を運動会の予備日などにしているため、投票所を別の場所に変更する予定という。担当者は「選挙が優先とは言えない。(投票所の確保に)大変苦労している」と言う。小学校の代わりに児童館を使えないか検討しているが、「駐車場がなくスペースも狭いが、選択肢がない」と嘆く。

 広島県尾道市や三原市、江田島市でも、投票所として想定していた小学校などで、バザーや保護者会、地域の祭りなどがあるため、別の場所に変更する予定という。

 県選挙管理委員会は5日、立候補予定者向けの説明会を県庁で開催。立候補の届け出手順や選挙のルールなどを確認した。(魚住あかり、興野優平、菅野みゆき)

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