衆議院で代表質問が行われ、立憲民主党の野田代表は、自民党の裏金公認問題で石破首相を追及しました。この旧安倍派の幹部らを非公認にするという判断について、自民党内で波紋が広がっています。最新情報をフジテレビ政治部・木村祐太記者が中継でお伝えします。
党内では、旧安倍派の議員が猛反発しているものの、石破首相をカメラの前で公然と批判する状況にはなっていません。
非公認・萩生田光一元政調会長:
まだ聞いていないんで、正式に決まったらコメントします。
非公認・西村康稔元経産相:
ちょっと待って、ちょっと待って。一からきちんとやりたいと思います。
非公認・下村博文元文科相:
本会議はじまっちゃったからごめんね。
こうした対応の背景には、厳しい選挙戦を前に、旧安倍派以外では今回の決断を評価する声が多いためです。
あるベテラン議員の1人は「ようやく選挙を戦える環境になった」「これで雰囲気も変わる」と話しています。
首相周辺も旧安倍派の恨み節について「それ、表で言っている人いるのか?」と冷ややかで、別の議員も「『どの口が言うんだ』となるから、表だってできないんだよ」と解説しています。
ただ、今は静観している旧安倍派の議員の1人は、「選挙後は間違いなく政局になる。石破政権は危うい」と息巻いていました。
――現時点で非公認となる議員は6人ということだが、最終的に何人まで増えるのか?
石破首相は6日、「相当程度の非公認が生じる」と述べていましたが、党内からは「当選が見込めない議員を加えると10人前後くらいではないか」といった見立てが出ています。
ただ、はっきりした人数はまだ決まっておらず、あと数日で決定する方針です。
一方、石破首相が、比例代表での復活当選を認めない方針を決めたことで、前回、復活当選した越智隆雄議員が立候補のとりやめを検討していることがわかりました。
こうした動きにも今後、注目が集まります。
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