栃木県庁内で県知事選への出馬を表明する針川氏(10日、宇都宮市)

平和・民主・革新の日本をめざす栃木の会(栃木革新懇)事務局長の針川佐久眞(さくま)氏は10日に栃木県庁で記者会見し、11月17日投開票の次期栃木県知事選に無所属で出馬すると表明した。共産党県委員会が推薦する。知事選への出馬表明は6選を目指す現職の福田富一氏に続いて2人目。

針川氏は長崎県出身で74歳。1975年に宇都宮大学農学部を卒業し同大生協に就職。2012年まで県民生協や日本生協連に勤めた。自治体首長選へは初出馬という。

針川氏は20年にわたる福田県政を巡り「多選の弊害が生じ、県民の声が反映されていない」と指摘。「投資と開発を優先する政策ではなく、公共サービスの充実など県民の暮らしの向上に注力すべきだ」と訴えた。具体的な政策としては廃止が決まった県立特別支援学校の寄宿舎を存続させるべきだとした。

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