草加駅前で街頭演説する石破茂首相(右)。左は公明党の石井啓一代表=埼玉県草加市で2024年10月13日午後1時46分、長谷川直亮撮影

 石破茂首相(自民党総裁)は13日、15日公示の衆院選に向けて、就任後初の街頭演説を埼玉県草加市で行った。公明党の石井啓一代表の地元で、「自公連立政権が、ともに日本を再び強い国、温かく優しい国にしていくために支援を賜りたい」と支持を訴えた。持論の「防災省」設置にも触れ、「災害に強い国を造っていく」と強調した。

 その後、東京都荒川区では、石井氏とともに公明現職の応援に入った。自民派閥の政治資金パーティー裏金事件などの反省を念頭に「自民は正直で誠実で謙虚な政党として、選挙に臨む」と強調した。「10増10減」の選挙区調整を巡り岸田文雄前政権で両党に一時溝が生じたが、新政権で自公連立の意義をアピールした形だ。

 一方、立憲民主党の野田佳彦代表は仙台市で街頭演説し、「政権交代こそ最大の政治改革だ」と訴えた。【鈴木悟、富美月】

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