写真はイメージ=ゲッティ

 27日投開票の衆院選期間中、インターネット上で主要6党の政党名や党首名がどの程度検索されているかを調べた結果、政党名では国民民主党、党首名では石破茂氏(自民党総裁)が最多だった。報道機関の情勢調査で国民民主の勢いがあることや、裏金事件など「政治とカネ」の問題で石破氏の言動に関心が集まっている可能性がある。

 自民党、立憲民主党、日本維新の会、公明党、共産党、国民民主党の6党について、衆院選が公示された15日から24日までの10日間を対象に、ヤフー・データソリューション「DS.INSIGHT(DSインサイト)」で調べた。

 DSインサイトを運営するLINEヤフーは、ポータルサイト「ヤフー」の検索データなどを基に、日本全体でどれぐらいの人がそのキーワードを検索しているかを推計した指標を「検索ボリューム」としており、このデータを用いた。データは完全一致で抽出されるため、名称を略したり、スペースを入れたりした場合は結果が異なる場合がある。

主要6党の検索ボリューム

 政党名での検索ボリューム(10日間の合計)が最多だったのは、国民民主で計11万8200人。その他は、立憲(5万8600人)▽自民(5万7800人)▽公明(3万2000人)▽維新(2万900人)▽共産(1万6700人)――の順だった。

「躍進」報道の情勢調査が影響か

 国民民主は15日時点の検索ボリューム(日別)は7600人だったが、日を追って増えており、24日時点では1万6800人だった。動画サイト「ユーチューブ」などで発信に力を入れている他、報道機関の情勢調査で「躍進」「議席倍増の勢い」などと報じられていることが影響している可能性がある。

 党首名での検索ボリューム(10日間の合計)は、石破氏7万2300人▽野田佳彦氏(立憲)3万600人▽玉木雄一郎氏(国民民主)2万8000人▽田村智子氏(共産)1万2600人▽石井啓一氏(公明)8880人▽馬場伸幸氏(維新)6210人――の順だった。【藤田剛】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。