当選を決め、笑顔を見せる酒井菜摘さん(中央)=28日未明、東京都江東区で(市川和宏撮影)
酒井さんは「皆さん、ありがとうございます。12日間自分の陣営だけでの国政選挙は初めて。多大なるご支援のおかげで戦い抜くことができた。本当に僅差でしたが、皆さんのおかげです。引き続き応援お願いします」と語った。 半年前の補選では、共闘のために共産の候補予定者が出馬を断念したが、今回は共産も候補者を立てた。「野党共闘」が実現しない中で、新人5人の激戦となった。 酒井さんは選挙戦で「候補者唯一の現役子育てママ」を強調。助産師・看護師として医療現場で働いた経験や2期務めた区議時代に、がん患者や子育て支援政策に尽力してきたことをアピール。15区の自民の政治家が汚職や選挙違反で相次いで逮捕や起訴されてきたことにも触れ「政治不信の壁を越え、今こそ政治を変えるとき」と訴えた。 自民の大空幸星さん(25)や無所属の須藤元気さん(46)ら4人は及ばなかった。 (井上真典) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。