衆議院議員選挙です。長野県内でも自民党派閥の裏金事件をめぐる「風」が勝敗に大きく影響したようです。担当記者の解説と各政党の受け止めです。
記者:
「小選挙区と比例を合わせると、前回は自民5議席、立憲3議席でしたが、今回は自民3議席、立憲4議席と勢力が逆転しました。一連の裏金問題で自民に大きな逆風が吹いた結果と言えそう。全国でも自民が大きく議席を落とし、与党が過半数割れの状態で、今後の政権の枠組みは不透明となっています」
県内各政党の受け止めです。
自民党長野県連・宮下一郎会長:
「昨年来の政治不信を招いた政治資金の問題について全国的にも長野県内でも多くの批判があってこういう結果になった。そこは重く受け止めていかなければいけない」「まだなかなか政局も流動化して難しい局面ではありますけど、心を一つにして来年の参議院選挙に向けて建て直しを図っていくということだと思います」
立憲民主党県連・杉尾秀哉代表:
「足場がですね、より強くなったということも今回の大きな成果かなと思っています。やっぱり自民党不信ですね、それが一番大きかったというふうには思っています。余計に来年の参議院選挙がものすごく重要になってくるんで、そこの部分(野党連携)は協力関係は維持したい」
共産党県委員会・鮎沢聡委員長:
「自民党政治への、国民の怒りと批判の高まり、自民党政治の行き詰まり。国民の怒りが広がって、今回、小選挙区でも一定の結果が出たと思う」
日本維新の会 県総支部・手塚大輔代表:
「自民の代わりにどこかすごく積極的に支持されたということもないのかなと。
すべて消極的な選択肢の結果として今回の議席数につながり、われわれもその部類に入ってしまったことは間違いない」
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