自民、立憲民主両党は7日、衆院選での与党過半数割れを踏まえ、衆院予算委員長ポストを野党に割り当てることで合意した。予算委員長は政府予算案の審議の他にも国政に関する幅広いテーマの議事を取り仕切る重要ポストで、これまで自民のベテランが務めてきた。石破政権の国会運営が険しさを増すのは必至とみられる。
自民の坂本哲志国対委員長と立民の笠浩史国対委員長が同日午前、国会内で会談。予算委員長は野党に譲る一方、本会議の議事を担う議院運営委員長ポストは自民が引き続き担うこととした。
11日に召集される特別国会の会期については、14日までの4日間とすることで一致した。野党は特別国会中の議事を首相指名選挙にとどめず、石破茂首相が自民総裁選で約束した予算委や政治倫理審査会の開催に応じるよう要求してきた。ただ、自民が特別国会閉会後、早期に臨時国会を開く方針を示したことを受けて譲歩した。
会談に臨む自民党の坂本哲志(左)、立憲民主党の笠浩史両国対委員長=7日午前、国会内
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