19日夜、インターネットの番組に生出演した国民民主党の玉木雄一郎代表。
その口から飛び出したのは、自らの不倫問題を巡る進退に関する発言でした。

国民民主党・玉木雄一郎代表:
ある意味恥を忍んで今、代表を務めている。「103万円の壁」の問題等、落ち着いたところで最終的には出処進退自ら判断する。

玉木代表が恥を忍んで代表に踏みとどまってでも、早期の見直しを進めたい「年収103万円の壁」。
自民・公明・国民民主3党の政調会長らは20日午後2時半ごろから国会内で会談し、政府の総合経済対策について合意しました。

焦点の「103万円の壁」に関しては、「来年度税制改正の中で議論し引き上げる」との文言が盛り込まれました。

自民党・小野寺政調会長:
いわゆる「103万円の壁」については、令和7年度税制改正の中で議論し引き上げる。

国民民主党・浜口政調会長
与党の方から引き上げると明言いただいたことは大変評価したい。

3党の政調会長は経済対策を実現するため、補正予算について年内の早期成立を期することなどでも合意。

一方で、「103万円の壁」をどこまで引き上げるかについては、経済対策に明記されませんでした。

国民民主党は、現時点では178万円への引き上げを譲らない構えで、交渉は年末にかけての税制改正論議の場で続くことになります。

こうした中、玉木代表は19日夜、インターネットの番組に生出演し、石丸伸二氏と対談。

自身の不倫を認めたあとも代表にとどまっている理由をこう説明しました。

国民民主党・玉木雄一郎代表:
特にこの1カ月弱が政策実現するかどうかの重要なポイント。ここで党首が変わることについて、対与党に対しての交渉力においても影響力があるだろうということで、ある意味恥を忍んで今、代表を務めている。

そのうえで、自らの出処進退については「103万円の壁」の問題が落ち着いたところで判断する考えを示したのです。

国民民主党・玉木雄一郎代表:
「103万円の壁」の問題等、落ち着いたところで、党内の倫理委員会の結論を踏まえた上で、最終的には出処進退自ら判断する。

玉木代表は党倫理委員会の結論や世論調査、支持率の動向を踏まえ「総合的に判断する」としています。

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