普天間基地の移設工事を巡り沖縄防衛局は20日、名護市辺野古沖の埋め立てに使用する土砂の搬出を新たにうるま市の宮城島から始めました。
高良琉海子記者「荷台にはカバーがかけられていますが、土砂を積んだと見られるトラックが鉱山の入り口から出ていきます。」
うるま市の宮城島にある鉱山から運び出されたのは名護市辺野古沖の埋め立てに用いられる土砂です。普天間基地の移設工事を巡って政府は去年、代執行により県に代わって沖縄防衛局の設計変更申請を承認し、土砂の調達先として宮城島や奄美大島などを加えていました。
「土砂を積んだダンプカーが港に停泊している運搬船の中に入っていきます。」
宮城島の土砂は沖縄市の中城湾港から船で辺野古沖まで運ぶ計画です。
喜友名カメラマン「うるま市の採石場から運ばれた土砂が次々と船に載せられています。」
これまで土砂の搬出には本部町の安和港や塩川港が使用され中城湾港は今回が初めてです。辺野古の埋め立てに必要な土砂は2020万立方メートルとされ、宮城島からはその1.5%にあたる30万立方メートルの調達が予定されています。
沖縄防衛局は今後奄美大島から土砂を調達する計画で土砂の調達先や搬出港を増やすことで埋め立てを加速したい考えです。
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