参院は22日、調査研究広報滞在費(旧文通費)の改革に向けて有識者から意見聴取を始めた。郡司彰元副議長を招き牧野京夫議院運営委員長らが意見を聞いた。郡司氏は議員ごとに事情が異なるため使途の範囲は広いほうがいいと主張した。

牧野氏が意見聴取後、記者団に内容を説明した。郡司氏は残金を返納すべきだと語った。使途の範囲や公開、残金の返納に関する細かい規則は時間をかけて協議すべきだと述べた。

参院は25日、山東昭子元議長にも聞き取り調査する。調査結果を受け与野党が使途公開のあり方などを話し合う場を立ち上げる見通しだ。

衆院は先行して議論を進めている。山口俊一前議運委員長が主導して8〜9月、大島理森元議長ら3人の有識者に意見を聞いた。与野党7会派の代表者は20日、聞き取り結果を基に年内の法改正をめざして協議を開始した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。