ブラジルを訪問中の岸田首相はルラ大統領と会談し、脱炭素分野での協力など、さらなる関係強化を図る方針で一致した。
グローバルサウスの筆頭格・ブラジルとの連携を強化する背景には、南米でも存在感を増す中国に対抗する狙いもある。
岸田首相とルラ大統領の会談は、約2時間行われた。
ルラ大統領は、2024年のG20首脳会議で議長を務める予定で、会談では、中国やロシアの行動を念頭に、「法の支配」の重要性を共有するとともに、両国のさらなる関係強化を図る方針を確認したとみられる。
また、“再エネ大国”でもあるブラジルのバイオ燃料と日本のエンジンなどの技術を組み合わせ、連携する枠組みを立ち上げるなど、脱炭素分野での協力についても合意したとみられる。
首脳会談に先立って岸田首相は、現地の日系人と懇談し、中南米の日系社会と日本の若者の交流を後押ししていく意向を示した。
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