木原防衛相は、訪問先の米・ハワイで、フィリピンのテオドロ国防相と会談し、共同訓練をしやすくする「円滑化協定(RAA)」の交渉について、更に加速させることで一致した。
木原防衛相とテオドロ国防相は、米国・豪州を加えた4カ国の防衛閣僚の会談のためハワイを訪問していて、日本時間4日に2カ国での会談を行った。
この中で、2023年11月に交渉開始が公表された両国間のRAAについて意見交換。
共同訓練などの部隊間の協力活動の円滑化に資することが期待されるものだとして、交渉を更に加速させることで一致した。
また、中国が進出を強める南シナ海で、4月に日米豪比4カ国が実施した「海上協同活動」について、木原防衛相は、「4カ国が意思と能力を共同で発信でき、効果的な共同訓練になった」と述べた。
その上で、木原防衛相とテオドロ国防相は、防衛装備・技術協力を含め、防衛協力・交流を進めていくことや、法の支配に基づく、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を実現していくことなどを確認した。
その後、木原防衛相はハワイを出発し、帰国の途に就いた。
4日午後に日本に到着する予定。
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