今月12日、松山市の松山城がある山の斜面が崩れ、ふもとの住宅に住む3人が死亡しました。

市は石垣の安全性を確認するため地質調査を実施するとして、城やロープウエーの営業を中止していて、再開までは1か月程度かかる見通しだということです。

夏の観光シーズンに向けて関係者から影響を懸念する声が出ています。

城のふもとにある愛媛県の観光物産協会が運営する土産物店は、土砂災害が発生した翌日の売り上げが、去年の同じ時期に比べて2割余り減ったということです。

観光物産協会物産部の小野交正部長は「毎年8月は夏休みの時期と重なり、売り上げが最も多くなる時期で年間の売り上げへの影響は避けられない」と話していました。

また、郷土料理のじゃこ天を家族とともに20年以上にわたって販売するかまぼこ店の従業員は「土砂災害が発生したあとの最初の週末の売り上げは10分の1ほどに減りました。何か対策を取ってもらわないと街が死んでしまいます」と話していました。

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