山形県や鮭川村によりますと、村内の木の根坂地区と荒沢地区に通じる道路が土砂崩れや道路の崩落などで車の通行ができない状態になっているということです。
いずれの地区も65歳以上の高齢者が多く、木の根坂地区は9世帯25人、荒沢地区は3世帯12人が住んでいるということです。
このうち、木の根坂地区の井上喜子夫区長はNHKの電話インタビューに対し、「電気や水道は通っているものの血圧や糖尿病などに必要な薬がなくなるという声が住民から上がり、きょうは村の職員が徒歩で1時間ほどかけて、薬を届けてくれた」と話していました。
一方、今後については、「食料は2、3日分はなんとかなるが、村からは道路が仮復旧するまでに1か月から2か月くらいかかると言われた。仕事に行けないと困っている人もいて、避難するかしないか考える時間がほしいと役場に伝えている」と話していました。
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