宮崎県内は、30日も各地で猛暑日となり、宮崎市の気象台では最高気温が観測史上最も高い38.2℃を記録しました。
連日、熱中症への警戒が必要ですが、動物園の動物たちもさまざまな方法で暑さをしのいでいるようです。

こちらは宮崎市フェニックス自然動物園。園内の動物たちは日陰に入って休んでいます。

(来園者)
「みんな日陰にいて暑そうにしてた」
「しんどそうな顔の動物がいたり、ぐったりしてて寝てたりする動物が多かったです」

宮崎市では、30日午後2時前に、最高気温が1886年の統計開始から観測史上最も高い38.2℃まで上昇しました。

また、美郷町神門でも同じ38.2℃を観測するなど、県内の17の観測地点のうち、12地点で猛暑日となりました。

動物園ではこの暑さの中、チンパンジーたちに氷が渡されました。

この氷はスポーツドリンクを凍らせたもので、チンパンジーたちはおいしそうに頬張っていました。

また、ダチョウたちは気持ちよさそうに水浴び。

(宮崎市フェニックス自然動物園 加治洋一さん)
「砂も熱くなってるので、水を撒いてあげてというのは対策しています。動物も人も暑さはちょっと大変だなとちょっと共感してもらえれば」

このほか、ペンギンたちに屋根を設置して日陰をつくってあげたり、モルモットの展示場に、凍らせたペットボトルや冷たいアルミ板を置いたりするなどの暑さ対策をしています。

(宮崎市フェニックス自然動物園 福地善信さん)
「氷もどんどん時間が経つにつれて溶ける時間も早くなってますので、(凍らせた)ペットボトルを交換する回数が毎年ちょっとずつ増えて、冷凍庫も頑張ってくれてます」

動物たちにとっても過酷な暑さが続く県内。

31日も気温が上昇する見込みで、最高気温は、都城市と美郷町神門で38度などと予想されています。

消防によりますと、県内では30日午後5時ごろまでに、60代から80代までの男女11人が、熱中症の疑いで搬送されたということです。

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