先月25日の記録的な大雨で酒田市大沢地区の北青沢では、大量の土砂や木が住宅などに流れ込む被害が出ました。
現地には2日、豪雨災害に詳しい静岡大学防災総合センターの牛山素行教授が訪れ、被害の状況などを調査しました。
現地では土砂が広範囲に及んでいましたが、押し流された住宅は見られず、原型をとどめていました。
この原因について牛山教授は、近くの山にある沢の上流で土砂が流出したものの、斜面の傾斜が比較的緩やかだったことで一気に集落に流れ込まず、記録的大雨となった先月25日の夜から翌朝にかけて、少しずつ流れ込んで堆積していった可能性が高いと分析しています。
牛山教授は「家屋などを一気に押し流す土石流になるかどうかの、ギリギリのラインだったとみられる。自分の住んでいるところがどういう災害の危険性があるのか、どう備えたらいいのか考えることが重要だ」と呼びかけています。
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