東海道新幹線は台風10号の影響による大雨で静岡県の三島駅と名古屋駅の間の計画運休や、急きょの運転とりやめが相次ぎ、多くの利用客に影響が広がりました。
JR東海によりますと、8月30日からの3日間にわたる計画運休では合わせて1134本の新幹線が運休したということです。
これについて、JR東海の丹羽俊介社長は4日の記者会見で「台風10号にともなう輸送障害や計画運休によって、8月最後の週末に多くのお客様にご不便をおかけしました」と述べました。
そのうえで「過去に計画運休を実施した時と違い、今回は台風の本体からかなり離れたエリアで豪雨となったほか、気象予報もめまぐるしく変わり判断が難しかった。得られた情報をもとに最善を尽くしたと考えている。安全を最優先にした結果だ」と述べ、今回の対応への理解を求めました。
また、今後の対策について丹羽社長は「近年は雨の降り方が変わっており、それに対応するため検証を行っている。より強固な対策や適切な降雨規制のあり方について考えていかなければいけない」と述べました。
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