10日夜に発生した台風13号は11日午後6時現在、まだマリアナ諸島に位置しています。

中心の気圧は990ヘクトパスカル、1時間に20キロの速さで北西に進んでいます。きのうの予想よりも、さらに発達する予想となり、あす12日には暴風域を伴う勢力に、そして14日の土曜日には強い勢力となって沖縄地方に接近する見込みです。

【画像①】台風13号の予想進路図(11日午後6時現在)

今回の台風の特徴は2つ。1つは「速度が速い」ことです。沖縄を通過する土曜日の台風の速度は1時間に30キロと比較的速い予想です。そのため、台風の影響を受ける期間は比較的短くなりそうですが、沖縄に接近する時は「強い勢力」なので、一時的に天気は大荒れとなることが予想されます。

特徴2つ目は「周辺の雨雲」です。13日(金)の正午の雨と風の予想を見てみます。

【画像②】13日(金)正午の雨風シミュレーション



南東にある雨雲の渦が13日正午の台風の予想位置です。台風本体の雨雲は比較的コンパクトではありますが、台風から離れたところにも雨雲が広がる見込みです。

そのため、あす12日は一時的に天気が回復しますが、台風が近づく前の13日金曜日からはまた県内各地で雨が降り出す見込みです。

12日は「束の間の晴れ」になります、日差しを有効にお使いください。(気象予報士 松澤まゆ)

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