地盤工学が専門の高知大学の原忠教授は、地震による被害の調査のため、宿毛市役所を訪れました。

中平富宏市長から被害の概要を聞き取ったあと、原教授は、市の職員とともに市内を回って公共施設や住宅などの被害状況を確認しました。

原教授は、これまでも市と協力して市内の地盤を調べてきましたが、今回の調査で地盤が軟弱な市の中心部で、瓦が落ちるなどの被害が集中していることが分かったということです。

原教授は「地震というのは、同じ地震動が加わっても立地や地盤の条件によって揺れ方が変わり、最終的に建物の被害の大きさに影響する。まずは、自分たちが住んでいる地域がどんな特徴を持っているのか知ることが重要だ」と話していました。

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