岐阜県と長野県の県境にある御嶽山は、平成26年9月27日に噴火し、58人が死亡し、5人が行方不明となっています。

噴火から10年となるのを前に、岐阜県側の下呂市小坂町では、登山口近くにある施設で慰霊式が行われ、山内登市長や地元の警察官など、合わせて13人が参列しました。

参列者は、噴火が起きたのと同じ時刻の午前11時52分に1分間の黙とうをささげました。

続いて、山内市長が「犠牲者の方々に心からご冥福を申し上げるとともに、安全対策に努めていくことをお誓い申し上げる。われわれは噴火を昔のことにしてはいけない。登山者は災害を忘れず、安全な登山につとめてほしい」と式辞を述べました。

そして、参列者は御嶽山の方向に向けて設置された献花台に花を供えて犠牲者を悼みました。

下呂市では、これまで御嶽山の噴火から登山者を守る対策として、山小屋の屋根の補強に加え、ことしはシェルター1基を初めて設置しています。

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