南の海上が騒がしい状態が続いています。現在、日本の南には4つの熱帯低気圧があります。九州の南にある熱帯低気圧は、元台風16号。
沖縄の南の「熱帯低気圧a」とマリアナ諸島付近にある「熱帯低気圧b」は、今後、24時間以内に台風まで発達する見込みです。
まずは「熱帯低気圧a」の進路です。
2日(水)午前9時には、沖縄の先島諸島付近を中心とした予報円になっていて、中心気圧が975hPaまで下がり、「強い」台風になる見込みです。つまり発達しながら北上するおそれがあります。
「熱帯低気圧b」です。
この後、発達しながら北上する見込みで、10月1日(火)には関東沖まで達する見込みです。最も西寄りのルートを通ると、関東・東北地方にかなり接近するおそれがあり、今後の情報に注意が必要です。
雨と風のシミュレーションです。
9/28(土)から10/1(火)にかけての雨の予想【画像】
「熱帯低気圧b」は本州へ近づかずに、関東の東海上へ進む予想ですが、まだ進む予想にはブレがあります。最新の情報には注意してください。
10/2(水)から10/4(金)にかけての雨の予想【画像】
まだ、この予想が固まっているわけではありませんが、沖縄や九州を中心に、
台風の直接的が出るおそれがあり、備えは早めに行っておいてください。
次々に発生する台風 日本列島への影響は?
この2つの熱帯低気圧が、台風になれば17号「チェービー」、18号「クラトーン」になります。この所、台風がいくつも発生しています。
【台風発生数】
(平年)
7月:3.7
8月:5.7
9月:5.0
1~9月:18.6
(ことし)
7月:2
8月:6
9月:6
1~9月:16
(※9月27日午前9時まで)
ことしは8月~9月の発生数は平年を上回っています。
今、新たに2つ発生すれば9月としてはかなり多い数になります。
日本列島に影響が出るかどうかは、その時 の気圧配置によって大きく変わりますが、例年だと沖縄は11月ごろまで。
本州は10月下旬まで接近することがあります。
少なくともあと一か月ほどは、台風の動きには注意が必要です。
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