米津龍一気象予報士:

あすのお天気ポイントはこちら。

県南部でまとまった雨となりそうです。

その理由を説明します。

今雨が降っているのは、低気圧から延びる前線に向かって南から雨雲のもとである暖かく湿った空気が入り込んできているからなんです。

この低気圧や前線が次第に南下してきます。

低気圧というのは、反時計回りに風が吹きますから、この前線が近づいてくるまでは南風が入りやすいんです。

ところが前線が近づいてくると今度は風向きが西寄りに変わってくるんです。

これは一体何が違うのかを、山梨県のボードで説明していきます。

まず、南から雨雲が入ってくるということは、その分雨雲が富士川を通って広範囲に入りやすいんです。

ですから、今夜からあすの午前中にかけては広く雨となる見込みです。

これが西から風が入ってくると、今度は南アルプスの山でブロックされる形となるんです。

すると雨雲はこの山沿い中心にかかりやすくなりますので盆地には入ってきにくいんです。

ですから、あすの午後は山沿いを中心に雨と予想しています。

具体的な雨の降り方を見ていきます。今夜7時からです。

南から入ってくるので、特に南部周辺、さらに富士五湖では、ダイレクトに雨雲がぶち当たりやすくなりますので、雨の降り方が激しくなる恐れがあります。

時間が経つにつれて断続的に雨雲が入ってきている状況です。

黄色で表すのは土砂降りということですが、あすの明け方にかけて強い雨が降る見通しです。

通勤通学時間帯で広く雨の予想となっています。

この後だんだん雨が降ったり止んだりとなりそうなのが盆地。さらに東部ではもう止み間も出できそうです。

ただ、山沿いではまだまだ雨が続きます。特に峡南の南部周辺や富士五湖ではまとまった雨となります。

さて、1ヶ月予報が発表されましたので今後の見通しを見ていきます。

まずあすから来週の土曜日にかけては雨の日が多くなります。これは秋雨前線の影響です。その分、気温が高いので蒸し暑くなります。

13日日曜日から19日土曜日にかけては日差しは少ないんですが、まだこの時期としては気温が高い状況が続きますので、ムシムシとした体感となります。

20日から11月2日にかけては天気コロコロ変わりやすい見込みです。

さすがにこのタイミングではそろそろ半袖は卒業かなと思いますが、逆に言うとやはり10月中旬まではまだ半袖の出番がありますので、皆さん仕舞わないようにしてください。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。