19日は大雨や季節外れの暑さ
19日にかけて、低気圧が発達しながら日本海から千島近海に進み、低気圧からのびる寒冷前線が北日本から西日本を通過する見込みです。
北日本から西日本では、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。土砂災害、低い土地の浸水に注意・警戒し、落雷や突風、降ひょう、竜巻などの激しい突風に注意が必要です。
また、西日本から東北地方の広い範囲で季節外れの暑さとなり、東京や静岡などでは30度に達し真夏日となる可能性もあります。
20日は北海道の日本海側では平地でも積雪の可能性
20日は、一時的に西高東低の冬型の気圧配置となり、北海道地方には上空1,500m付近に11月上旬並みとなる-6度以下の寒気が流れ込む見込みです。
このため、峠や山間部を中心に雪が降り、北海道の日本海側では、平地でも積雪となる所がある見込みです。積雪や路面凍結による交通への影響に注意が必要です。
宮城県の上空にも強い寒気流入 蔵王で初冠雪となる可能性は
寒気流入のピークとなる20日午前9時、宮城・蔵王の上空約1,500m付近の気温は、-1.9度と予想されています。
20日は、蔵王やその周辺で目立った降水が予想されていないため、蔵王の山頂付近は、雨も雪も降らず、ただ寒くなるだけという可能性は十分あるものの、降れば雪となる見込みです。予想以上に湿った空気が流れたり、寒気が強まった場合は、雪が降り積もり、これを仙台管区気象台が観測すれば、初冠雪の発表となります。20日に蔵王の初冠雪が発表されれば、去年より2日、平年より8日、それぞれ早い観測です。
23日以降は、この時期として10年に一度の高温へ
強い寒気の流入は長続きせず、21日から22日にかけて再び気温が上がっていき、23日以降は、全国的に平年よりかなり高い状態が続く見込みです。
この時期としては10年に一度しか起こらないくらいの高温となることが見込まれることから、気象庁は、各地に高温に関する早期天候情報を出して農作物等の管理に注意するとともに、今後の気象情報に留意するよう呼び掛けています。
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