硫黄山の影響で一部の農家で稲作ができなくなっている問題を受けて、えびの市は、約1100万円の対策費を6月議会に提案します。

えびの市では硫黄山の噴出物が流れ込む赤子川の水質が悪化し、下流の岡元堰を利用する159戸の農家が今季の取水を断念しています。

この問題を受けて、えびの市は6月議会に提出する補正予算案に、対策費として約1130万円を計上。二毛作で飼料作物を育てる農家に10アールあたり1万5000円を補助するなど、農地の維持管理を支援します。

また、えびの市は、県に対しても交付金による農家の支援を要望しているということです。

(えびの市 村岡隆明市長)
「短期間の、農家の皆さんをしっかり支える部分と、将来的な、恒久的な課題解決という部分も、もちろん農家の皆さんと一緒に考えていかなければならない。」

この補正予算案は、5月31日に開会する市議会に提出されます。

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