自民党の総裁選をめぐり、25日夜、9人の候補者がBSフジ「プライムニュース」に出演し、焦点の1つとなっている衆議院の解散・総選挙の時期について論戦を交わしました。

論戦では、衆議院の解散について立憲民主党の野田新代表が、能登半島での大雨被害に関する補正予算案を成立させた後に行うべきと主張していることに、反論が相次ぎました。

小泉元環境相:
(Q.できるだけ早期に解散という思いに変わりはない?)間違いなく。能登の復興について最もスピード感を持って届けられるのは、今残っている6000億円の予備費をスピード感を持って執行する。

石破元幹事長:
これも与党の都合だけで解散する。そういうものかもしれないけど、どういう議論をするかは野党のある話なんです。新しい体制で話してなるべく早くやるべきだ。

高市経済安保相:
新しい政権が何をやろうとしているのかを皆さまにお知らせして信を問うて、しっかりと腰を据えて、そのうえでやっぱり補正予算。

茂木幹事長:
1つはやはり、国民の信任を得て政策を前に進める。もう1つは、ある程度の成果を出して、それによって国民の信頼を得て、それで信を問うということなんです。

林官房長官:
予備費これだけあるわけです。プラスやはり経済対策、補正予算ができてなるべく早く審議をしてあげて(解散)。

河野デジタル相:
こういう条件が整ったら解散しろっていうのは、極めて珍しい野党だなと。あんまやる気ないのかなという気がしますね。

上川外相:
いま国際環境も非常に動いておりますので、対話が非常に重要なので、そしてそのあと解散をするということで選んでいただくと。

小林前経済安保相:
私は一定の論戦が必要だと思います。国民の皆さんにそういう姿を見せてから、解散っていうのが私はあるべき姿だと思います。

加藤元官房長官:
まず何が論点なのか違いが何かということが1つ、新政権まだ承認受けてませんから早くやる。そこを判断し、その判断の結果も含めて、選挙でわれわれは審判を受ける。

総裁選は27日午後、投開票を迎え、FNNの情勢分析では、石破氏、高市氏、小泉氏の3人が上位につけていて、このうちの2人が決選投票で争う公算が大きくなっています。

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