5回目の挑戦で自民党総裁の座をつかんだ石破茂氏(67)の地元・鳥取市末広温泉町の宿泊施設では27日、支援者ら約150人が鳥取初の総裁誕生を祝った。
総裁選への挑戦を「最後の戦い」と位置づけていた石破氏。会場には平井伸治知事ら自治体首長も駆け付けた。スクリーンには投開票の行方を報じるテレビ中継が映し出され、支援者らは石破氏の得票を食い入るように見つめた。
決選投票で石破氏が高市早苗氏(63)を上回ると、支援者らは抱き合って喜んだ。万歳三唱の後、石破氏の妻佳子さん(68)は花束を受け取り、「地元の皆様の応援のお陰です。心からお礼を申し上げます」と感謝した。佳子さんが報道各社の取材を受けている時に石破氏から電話が入り、結果の報告を受けていた。
会場で開票を見守った鳥取市雲山の主婦、小河都貴子さん(86)は「この日を長く待ち望んでいたので涙が出るほどうれしい。総理になったら、平和な世界を築いてほしい」と期待していた。【渕脇直樹】
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