自民党総裁選は9月27日に投開票が行われ、石破茂 元幹事長と高市早苗 経済安保相による決選投票の末、石破元幹事長が新総裁に選ばれました。
そこで今回の総裁選に出馬し、論戦を交わしてきた静岡出身の上川陽子 外相と中継を結び総裁選を振り返ります。
総裁選を終えて
上川外相、総裁選お疲れ様でした。まずは総裁選の結果を振り返ります。
9月27日に行われた総裁選の投票結果についてです。1回目の投票でトップは高市早苗 経済安保相でした。
上川陽子 外相は40票で7位という結果に終わりました。
そして、決選投票で石破元幹事長が高市経済安保相を上回り新総裁に選ばれました。
-ご自身の結果も含めてこの結果をどう受け止めていますか?
上川陽子 外相:
今回の総裁選はこれまでとは全く違う景色の中で行われました。閣僚ですが「立候補して良い」と岸田前総理から心強い言葉も頂きましたし、地元・静岡からも女性初の総理にという力強い支援も頂きました。
その上で女性として道なき道を切り拓いていくという決意で臨んでいましたので、この結果をしっかりと受け止めさせていただいている
そして、今回は派閥が解消されたなかでの初の総裁選となりました。そのため過去最多となる9人の候補が立候補。
上川さんも推薦人を確保して立候補できましたが、その裏には大変な苦労もあったようです。
~総裁選 立候補に向けての上川外相のコメント~
・「支持と推薦との間に、こんなに大きなギャップがあることを改めて実感しているところであります」(8月29日)
・「立候補できるかどうか。本当にギリギリ土俵に乗れるかどうか」(9月2日)
・「立候補することができます」(9月10日)
・「私が今回スタートラインに立てたこと、それ自体が新しい自民党の姿をお示しする大きな一歩だと思います」(9月11日)
総裁選立候補の意義は
-今回の自身の立候補の意義についてどう振り返りますか?
上川陽子 外相:
派閥という枠の中でなく一人一人の議員にお願いする形で、いま何をすべきか、ありのままの私の考えに共感し協力をして下さる方を20名お願いするのは大変でしたが、スタートラインに立てたことが大きな意義だと思います。
そして、地元からは初めての女性総理という大きな目標を掲げてもらい、それを実現するために道なき道を拓いていくという思いでした。結果は7位でしたが、多くの方から大変重い支持をいただけたと思っています
-静岡県の選出議員としては石橋湛山 元首相以来の総裁選への立候補ということで県民の注目も高かったように感じます。そうした支援者・有権者からの期待は感じた?
上川陽子 外相:
まさに静岡で石橋湛山元首相以来2人目、女性としては初めてなので「静岡から女性総理を」というメッセージを掲げ運動を展開してもらいました。
県会議員・市会議員の方々が有志の会を作って下さり、私の活動フィールドでもある農業関係や介護関係の方々などから多くの応援、大きな力を頂いたことに心から感謝したいと思います。その力があったからこそ、ここまで走って来れたとも思っています。
きょう議員の方々からは「これがスタートなんだ」と嬉しいメッセージをいただいたので、「チーム陽子」をさらに発展させていくという道筋を作っていただけるということでこれからも皆さんと頑張っていきたいと思います
-最後に今後の抱負をお願いします
上川陽子 外相:
将来を見据えると日本は人口減少が急速に進んでいきます。日本の経済・国力は弱含みとなっていきます。
そこでしっかりと新しい景色を作っていくには地方の価値を高め活性化していくことが必要となってきます。そのために外交と地方を掛け算する、具体的には地方空港を直接海外の都市とつながるようにし、静岡の産業の国際化と企業活動を活性化し、海外の活力を取り込むといった活動を推進していきたいと思っています
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