第50回衆院選の投票が27日、全国の投票所で始まった。深夜にも大勢が判明する見通しだ。自民、公明両党が勝敗ラインとする定数465の過半数(233議席)を獲得し、与党の立場を維持できるかどうかが焦点となる。

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投票は一部の地域を除いて午前7時から午後8時まで実施される。1344人が立候補し、小選挙区の289議席、全国11ブロックの比例代表176議席を争う。

自民党は物価高対策として低所得世帯への給付金の支給を訴えた。公明党は低所得の子育て世帯や年金生活者も給付対象に加えると公約した。

立憲民主党は政治改革の必要性や「分厚い中間層の復活」を唱えた。日本維新の会は消費税や所得税、法人税の減税を主張した。

共産党は最低賃金の1500円以上への引き上げを提起した。国民民主党は「手取りを増やす」をスローガンに掲げた。れいわ新選組は選択的夫婦別姓の実現を説いた。社民党や参政党も各地で街頭演説などに取り組んだ。

参院岩手選挙区の補欠選挙も投票が開始された。補選は公設秘書の給与を巡る詐欺事件を受けた広瀬めぐみ元参院議員(自民党を離党)の辞職に伴う。元職や新人5人が争う。

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