気象庁によりますと、日本海から北海道付近にのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、東北では大気の状態が非常に不安定になっています。

岩手県北上市付近では午後6時までの1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表し安全を確保するよう呼びかけています。

これまでに降った雨で岩手県では土砂災害の危険性が非常に高くなり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

東北では28日夜遅くにかけて大気の非常に不安定な状態が続く見込みで、このあとも局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は土砂災害に厳重に警戒するとともに低い土地の浸水や川の増水に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意するよう呼びかけています。

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